園だより巻頭言特集 


やさしい心映え
2020/01/08 園 長  清 水  明


 令和の時代の新たな一年が始まりました。
 穏やかな年の初めをお迎えのことと存じます。今年も昨年同様に、本園教育活動への皆様よりのご理解とご協力を賜り、協働して昌平の子供たちを育ててまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

 昨年12月14日(土)に実施しました昌平キッズシアターには、幼稚園のホールに入りきれないほど多数の保護者・地域の皆様がお越しくださり、園児たちを励ましていただいたことに御礼申し上げます。3歳児は「先生や友達と一緒に表現すること」、4歳児は「自分らしさを素直に表現すること」、5歳児は「友達と一緒に表現すること」をそれぞれの発達段階ごとのめあてとして、練習を重ねて当日を迎えました。親子運動会、学芸会と大舞台を経験してきている子供たちだったのですが、それでも緊張し、一方では自分を見てもらえていることへの喜びを感じながら自己表現をすることができたのは、やはりお客様との距離が近かったからでしょうか。そんな中、その場の雰囲気にもすぐに慣れて、豊かな感情を表現してくれました。お客様が笑顔で応援してくれたことが、子供たちの安心感を導き出してくれたのだと思います。ありがとうございます。

 先日のお誕生会では、「12月と言えばクリスマス…、そして年末。その次には、楽しみなお正月。だから、身の周りの整理整頓や大掃除をして身の周りも心もすっきりして新しい年を迎えましょう。」と話をしました。そして、終業式では「頑張ったことの足跡を振り返ろう」という話をしました。これも「心の整理整頓」、「心の大掃除」といったところでしょうか。
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 もうすぐ今年が終わり、新しい年を迎えることとなります。年が変われば、「今年の目標」などを考えると思います。
 まずは、「これまで、どんなことを頑張ってきたかな。」ということを考えてみましょう。
 そして、「どんなことが、できるようになったかな。」ということを確かめてみましょう。
 そうすると、「どうしたら、もっとできるようになるかな。」ということが分かってきます。
 それが、「今年の目標」になるのです。
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 長かった二学期の幼稚園生活。子供たちは多くの体験を通して様々なことを学び、「どうやればできるようになるのか」に気付き、「できるようになった自分」を自覚してきています。これが、三学期の学びの基礎となります。「自分から進んでできる子(優しい心映え)」を目指して教育活動を進めます。学習も生活も、何よりもまずは自分でやってみる姿勢を大切に育ててまいります。今後とも、保護者、地域のご理解とご協力を賜り協働して進めてまいります。よろしくお願いいたします。



人や環境とのかかわりの中で
   「自分も人も大切にし、自分たちの生活を大切にする」

2019/12/02 園 長  清 水  明


 平成最後の年、令和最初の年、様々な宮中の儀式的行事に触れることで、時代の流れを改めて感じさせられた一年だったように感じています。そんな令和元年度のカレンダーもあと一枚、今年も残り僅かとなりました。「師走」といわれるほどに、過ぎていく日々はきっと、あっという間なのでしょう。12月も、子供たちが幼稚園生活の一日一日を丁寧に過ごすことができるようにしてまいります。

『様々な人々や環境との関わり合いから成長しています』
 運動会や学芸会などの小学校と合同で実施した大きな行事、そこから発展させて実施した(これから実施するものも…)親子運動会やキッズシアターなどの幼稚園単独行事、そして毎月のお誕生会や折々の季節に沿った集会まで、2学期も様々な行事があったことが思い出されます。それぞれの行事を実施するにあたり、家庭でのお子様への声掛けや当日のお手伝いなど、保護者の皆様には本当にお世話になりました。また、地域の皆様には大きな行事では多大なるご声援を賜り、集会などでは専門家としてのお力を子供たちの前で見せていただくこともあり、協働した教育活動を担っていただきました。一つ一つの取組が明確なねらいをもって進められ、その一つ一つの取組を通して子供たちは様々な人々や環境と関わりあい、多くの経験や体験を通して成長し続けてきています。まずは協働した教育活動が進めてこられたことに御礼申し上げますとともに、皆様へのお礼は子供が成長する姿でお返しすることとして、ますます教育活動の充実を図ってまいりたいと存じます。

『学習機会としての関わりを広げます』
 2学期に行われた行事を例にすれば、親子運動会では5歳児が係活動に取り組みました。子供たちの思いは「みんなのために運動会を楽しいものにする」というもの。目的意識がとても明確です。「誰のために、何をやるのか」をしっかりと理解しているからこそ、その活動に誇りをもっていました。もちろん、その傍らには常に、「頑張れ…」と心の声と温かなふれあいで支えてくださったご家庭の愛情があったことは言うまでもありません。
 また、5歳児は、毎月の誕生会では司会やインタビューなどの運営を一手に引き受けてくれています。この5歳児の活動がなければ、当然ながら誕生会はできません。ここには、「お誕生日を迎えた友達のために、おめでとうの心を行動で示す」という明確な気持ちがありました。
 行事では、どうしても表面の演技や表現に注目が集まります。これは、子供が主役ですから当然のことです。一方で、教育活動として時間的制約や安全面への配慮などから係などの裏方を教師が進めてしまうことも少なくありません。でも、スポットライトを浴びる場所に立つこととともに、裏方として支えることの大変さも、できれば経験して知ってほしい、もっと言えば「やってよかった」という実感を持ってほしい、そう考えています。だから、可能な限り子供たちには教師と一緒に裏方でも活躍してもらうようにしています。その全てが子供にとっての学習機会ととらえ、多少時間がかかっても達成の喜びへとつなげたいと思います。

『瞬間の芸術を重ねていきます』
 我々の内面を表現する方法にはいくつかあります。二次元の世界観で表現する手法としては絵画、写真…。三次元の世界観で表現する手法としては彫刻や建築…。では、音楽や演劇はなんと表現すればよいのでしょうか。「瞬間の芸術」とも呼ばれる手法ですが、だからこそその表現に込められた心情を我々は様々な感覚で感じ取ることができるのでしょう。今回の学芸会(これからあるキッズシアターも同様だと思います)では、子供たちは「これを伝えたい」というものを明確にもっていました。そして、「どうやれば伝わるのか」を考えました。その思いが、「絵本のお話」から「僕ら(私たち)の世界」へと、体育館を変えたと私は感じています。あの子たちと同じ場所に「あおむし」がいるような、そんな「劇中の世界」へと誘われた心地よさをお感じいただけていれば幸いです。(キッズシアターも大いに期待しています。)そんな、皆様と感動を分かち合えたこと、子供たちがあの瞬間を通して大きく成長してくれたことを本当にうれしく感じています。こうして考えてみれば、幼稚園生活における子供たち同士の関わりこそ、その場面ごとに瞬間の芸術がたくさん含まれているように感じます。

 今年度は、幼稚園と小学校の連携教育を改めて整理・実践して区内へ発表することとなっています。子供たちの成長に資する環境づくりを、人も環境と考えてさらに充実させてまいりたいと考えています。日々、子供たちと接する中で交わされる言葉、その言葉を表現しようとする姿など、その全てが価値ある環境として大切にしていきたい…、そう感じています。
 2学期最後の一か月となりましたが、今月も本園の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。



このようなこと ありませんか
2019/11/01 副園長 贄田 和子


 先日の親子運動会では、子供たちの活躍にたくさんの保護者の皆様や地域の方々の声援をいただいて、各年齢に応じた自分らしさを発揮することができました。「二年後にはあんなふうに走れるようになるのかと思うと楽しみです。」「年長になるとみんなの前で、しっかりと話ができるようになるのですね。」「運動会に参加するだけで精いっぱいだったのが、未就園児の世話をしている姿に大きくなったと感動しました。」など子供たちの発達に応じた成長の姿を捉えられた感想を多数いただきました。今後も、一人一人の子供のよさを生かすためにも、保護者の皆様とともに、じっくりと子供の変容という過程を見守りながら、育てていきたいと考えています。
 子供たちの遊びを見ている中で、気になる会話を耳にします。先日、友達が遊んでいる砂場遊具をどうしても使いたかったようで、黙って持って行ってしまったのを見て、「使っていたのに黙って持って行くのはやめて。」と伝えていました。すると持って行った子は、渋々ながら「いいよ。」と言って返しました。本来ならば「ごめんね。」と言うところを「いいよ。」と言う姿を見ます。子供たちの会話を聞いていると、「そこはそういう言い方ではないよ。」と思うことがあります。気が付いたときには正しい言葉を知らせるようにしています。子供たちの会話に耳を澄まして聞いてみてください。いろいろな発見ができると思います。
 無意識に行っていませんか。保育者と「さようなら」と挨拶をした後すぐに、カバンや園帽子を何も言わずに保護者の方に渡す姿が見られます。それを無意識に受け取って持って帰っていませんか。自分の持ち物です。学校に行けばどんなに重いランドセルでも自分で背負って登校しなければなりません。今から自分の物は自分で持つようにしてほしいです。持ってほしいときもあることでしょう。そのときは「持って。」と言って伝えてほしいと思います。
 遠足などで水筒を持ってきたときに、蓋がしっかりと閉まっていて自分の力では開かないときに黙って水筒を突き出す子供。お茶がほしいときにコップを黙って突き出す子供がいます。言葉がないが、「蓋を開けてほしいのだろう。」「お茶のお代わりがほしいのだろう。」と思い、つい手が出てしまいがちですが「水筒をどうしてほしいの。」「コップで何かほしい物があるの。」と聞くことにしています。そうすると困った表情をすることがあります。自分の気持ちを言葉で伝えてほしいと思うので、分かっていてもあえて聞くようにしています。「上手に伝えられたね。そう言ってもらえると分かってすぐにお手伝いができるよ。」と言葉で伝える大切さ知らせています。ご家庭ではどうでしょうか。
 子供たちは学芸会に向けて、練習を行っています。今回は、子供たちに親しみのある「はらぺこあおむし」です。歌を歌ったり、歌に合わせてペープサートを動かしたりします。とても可愛らしいですので、当日を楽しみにしてください。そして、子供たちが頑張っているところ、良かったところをたくさん誉めて自信につなげてあげてください。
 また、収穫祭に向けて、4・5歳児は脱穀・籾摺りに精を出しています。収穫できたのが少量でしたので、今回は親子で籾摺り・脱穀をしていただくことが残念ながらできません。収穫祭では、5歳児の保護者の方(希望者)に、子供たちが調理をするお手伝いをしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。



人と人、人と環境とのかかわりの中で
「自分も人も大切にし、自分たちの生活を大切にする」

2019/09/02 園長 清 水 明


 4度目の出場、春夏連続出場は初めての履正社高校が「必笑」を掲げて同じく初優勝を目指した星稜高校に打ち勝った全国高校野球選手権大会、夏の甲子園。履正社高校は、これまでの大阪大会でPL学園高校や大阪桐蔭高校に勝つためにチームと保護者が強く協力することの必要性を説いていました。今大会で500球以上を投げ抜いた星稜高校の奥川投手は、決勝後には「この仲間と野球ができて幸せ」と語っていました。それぞれに「かかわりの大切さ」を教えてくれているように感じます。
 また、全英オープンゴルフを制覇し、先のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントも3位タイという成績を残した渋野日名子さんが、幼いころにはゴルフだけでなくソフトボールにも力を入れていたことは本人の知名度と同じように誰もが知るところとなりました。渋野さんがゴルフもソフトボールも大好きなことから、地元スポーツ少年団は両方の競技に通じる練習をしてくれたそうです。また、ゴルフの岡山県連盟からはルールとともにマナーも大切にした指導を受けたとのこと。そして、渋野さんの地元、岡山県岡山市での人々とかかわりながら過ごした日々があり、常に笑顔でプレーするスタイルが確立されてきたのでしょう。本人の意思の尊重、地域の支え、ゴルフに偏らない複数競技の経験、勝利至上でないマナーの重視…。その人が育つ「環境の大切さ」を学ぶことができそうです。

 さて、長かった夏休みが終わり、短時間保育も長時間保育も全員の笑顔がそろいました。いよいよ2学期が始まります。

 様々なことが予定されている2学期も、一日を大切に過ごす積み重ねをしてほしい…、そんな思いから、始業式で子供たちに次のような話をしました。
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 1学期の終業式で、夏休みという時期がもつ楽しさとともに「元気に過ごすこと」、「仲良く過ごすこと」、「楽しく過ごすこと」の大切さを伝えてきました。きっと、夏休み中も毎日を楽しく、友達と一緒の時には仲良く過ごしてきたことでしょう。楽しかった思い出に浸りながらも、これからたくさんのことが待っている2学期の幼稚園生活を楽しみにしていることがうかがわれます。頼もしさすら感じます。今日から2学期、運動会…、学芸会…、楽しいことがたくさんあります。精一杯、みんなと一緒に頑張りましょう。夏休みに大きく成長してきたことをもとにして、これからの一人一人の活躍を期待しています。
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 夏休みも終わりに近づいたころ、「しょうへいこどもまつり」でひと時を過ごしました。「まつり」ですから、「お祭りと言えば…」の投げかけから始めました。「お神輿、盆踊り、ゆかた、露店、金魚すくい、スーパーボールすくい、射的、ヨーヨーすくい、綿あめ…」さすがは祭体験が豊かな神田の子供たちです。「まつり」についての発想力はとても豊かです。ひととおり祭りについてのイメージを持つことができたところで、「祭りの意味」を伝えました。祭りには「ご先祖様への感謝の気持ちや畑で収穫される作物への感謝の気持ちなど」が込められていることを、子供たちも十分にわかってくれたようでした。このこどもまつりも、夏休みの思い出の一つになってくれるとよいなと願っています。

 自分も人も大切にすることは、結果的に自己肯定観を高めます。でも、子供たちには少し難しいかもしれません。だから、家族や親せき、地域の方々から大切にされていることを実感すること、認められていることを実感することがとても大切です。一緒に「今」を過ごすこと、そこで楽しく語らうこと、ときに厳しく教えること、その全てを子供たちは全身で感じ取っています。そうして、少しずつ自信を高めていきます。その自信は、元気な挨拶や規範意識として表れてくるものです。
 2学期も子供たちの心を磨き、「自分も人も大切にできる子」を育て、思いやりの心と規範意識を身に付けさせることで「自分たちの生活を大切にする子」が育っていくように、職員一同力を尽くし、地域・保護者の皆様と協働してまいります。よろしくお願いいたします。



自然を大切にする、相手を大切にする、自分たちを大切にする
2019/07/01 園長 清 水 明


  早いもので、平成31年度(途中から令和元年度になりましたが)4月に新しい気持ちで子供たちと出会ってから3か月が過ぎ、盛夏の7月を迎えました。気候も少しずつ、夏らしさを感じるものとなってきています。七夕や水遊び…、季節を感じる取組を通して、子供たちと一緒に夏を楽しみたいと思います。
 さて今学期(5月)には、地域最大の行事の一つである神田祭が行われ、幼稚園の子供たちも小学校の子供たちもきれいな着物を身にまとった子供たちや勇壮な神輿の担ぎ手姿の子供たち、力いっぱい太鼓をたたく子供たち、手に駄菓子を持ちながらおしゃべりをしている子供たちと、様々な地域の子供たちの姿を見ることができました。また、地域の方々が真剣に神輿を担ぎ、力いっぱい、楽しそうに祭りを盛り上げるように、地域に今なおこのような文化が継承され、子供たちに伝承されていることを目の当たりにして、改めて本園が位置している地域の力強さを実感しました。きっと子供たちは自分が神田祭に関わったことを記憶に残し、人々と触れ合ったことを心に刻んでくれたと思います。
 保護者の皆様とともに子供たちの姿を見守った親子遠足も、園にとっては大きな収穫があった行事でした。何よりも、子供同士で関わっているお子様の姿をご覧いただけたこと、そして、保護者の方の前での普段のお子様の様子を垣間見ることができたことは、これからの教育活動を考えていくにあたり、とても参考になることでした。天候にも恵まれ、ダイナミックな活動ができたことが何よりでした。親子の思い出にも、していただけたでしょうか。
 さて、本園では「これまでに知ったこと、分かったこと、できるようになったこと」を、実生活に生かすことを見通して、様々な体験をすることを大切にしてきています。例えば「ごっこ遊び」を通して友達との役割分担を体験し、友達に順番を譲る優しさを表現する等をイメージしていただくとよいかもしれません。これらの教育活動を通して、昌平幼稚園では今年度も、小学校までを見通しながら「自分を大切にすること(自己肯定感)」、「相手を大切にすること(思いやりの心)」、「自分たちの生活を大切にすること(規範意識の育成)」を重視した教育活動を進めています。一つずつ、子供に確実に伝わるように指導を進めていますが、日々の幼稚園生活の中で友達と関わり、苦手なことに挑戦し、失敗も成功も経験しながら一生懸命に努力する姿、そこから大きく成長する姿を子供たちはたくさん見せてくれています。
 さて、夏休みがもうすぐやってきます。「楽しみにしている夏休み」が「日常生活の中で様々な体験ができる本当に楽しい夏休み」になるように、さらに教育活動の充実を図ってまいります。



自然体験を通して
2019/06/03 副園長 贄田 和子


 一学期もいよいよ後半に入ります。4月当初、どの学年も寝れない環境の中で緊張感をもって生活していた子供たちも、この二か月間で自分本来の生活スタイルを見せてきています。お世話をしてもらったひよこ組の目を見張るような成長ぶりとともに、自分のことを自分で行うことやお世話をすることによって、自らの役割への理解が深まったうさぎ組、きりん組のたくましさは、ともに学び成長し合う貴重な環境です。子供たちの成長に繋がる学びの環境は、様々なかかわりやつながりによって充実できるものと考えます。自然とのかかわりをはじめ、地域とのかかわり、人とのかかわりは、子供たちに限らす、私たち生活に大きく影響を与えるものです。
 さて、本園では5月9日(木)に、トライ&チャレンジ(植栽活動)を地域の山田邦彦さんの指導のもと行いました。この活動で大切なことは、土づくりです。手で行うことに抵抗を感じる子供もいますが、トライ&チャレンジで土づくりを始めると進んで行う子もいるので、その姿に刺激を受け、どんどん子供たちの動きが活発になります。その活動の中で虫探しを喜んで行う子供も現れてきます。
 5月16日(木)には、5歳児の子供達、そして、5歳児の保護者の皆様にも参加していただき、地域の松本香子さんのご指導のもと、田植えをしました。当日を迎えるにあたり、田起こしを行いました。子供たちは土の感触を味わい、泥んこを楽しみながら、硬かった土を田植えに適した土にするためにどの位柔らかくするとよいかを、体験を通して知りました。
 当日の田植えは、手にしか泥が付かないことが分かると、田起こしを嫌がっていた何人かの子供たちも進んで取り組みました。5歳児の子供たちは昨年の経験もあることから、親子で田んぼに一列ずつ上手に植えることができました。植えた後は、自分たちで植えた苗の様子を毎日気にかけています。5歳児は2年間の経験から、絶対に水を枯らしてはいけないと考え、毎日、友達と「水あるから、大丈夫。」「苗、立っているよ。」などと声を掛け合っています。
 子供の周りから自然がどんどん少なくなり、自然に触れて遊んだり、生活したりしなくなっています。自然や動植物と触れることで、たくさんの不思議や面白さに出会います。動植物の命に触れて、それを大切にする心や相手を思いやる心が育ちます。そのことが自然を大切にし、環境を守る人としての知性や行動力につながります。このように自然とのかかわりについて、更に大切にしたいと考えています。これからも植栽活動では保護者、地域の方のお力をお借りしなくてはならないことがたくさんあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 5月24日(金)の親子遠足は天候に恵まれ、かなり暑い中での開催になりましたが、熱中症にかかることもなく、無事に終了することができました。今年は縦割りのグループで行いましたが、兄弟関係がいらっしゃる方は、子供たちとかかわることができたでしょうか。どのグループも、各ブースからヒントをもらい、無事にぐりとぐらの帽子を探すことができ、園長先生から頑張ったシールをもらったときの子供たちもの笑顔がとても素敵でした。楽しかったという声が、子供たちから聞くことができてよかったです。ご協力ありがとうございました。



健康な生活習慣を
2019/05/07 副園長 贄田 和子


 新緑の風を受けて泳ぐこいのぼりの5月になりました。大型連休は、家族で楽しく過ごされたことと思います。
 入園や進級で新しい環境の中で、初めの一歩を踏み出した子供たちの緊張した表情が、だんだんと安心した表情になり、にこにこした笑顔がたくさん見られるようになりました。親子共に離れることが心配で、玄関の所で名残を惜しんでいた3歳ひよこ組。今では自分から元気に挨拶をして、年長さんに手を引かれながら保育室に行く姿が見られます。それだけ幼稚園が楽しいところだと分かってきたのだと思います。家庭ではなかなか経験できない遊びができる喜びは、大きなもののようです。外遊びも活発になってきます。どの学年も、園庭遊びを楽しみ、着替えのお土産をもって帰るぐらい、活発に遊びを展開していきたいと考えています。
 子供たちの心と体に関する問題が、いろいろな場で論議されています。私たちの心と体は密接に結びついていて、心が沈んでいるときは体も動かなくなります。反対に「やるぞ」という気持ちのときは、体も気持ちよく動きます。心と体をよい状態にしていくために大切なことの一つは、よい生活習慣を身に付けて行くことでしょう。睡眠や食事などの生活習慣は、将来の「自律」に繋がっていくものだと思っています。毎日繰り返される生活をどのようにつくり上げていくかは、やはり保護者の皆様がどのように子供とかかわっていくかということが、大切になってきます。特に、この幼児期が身に付けていく大切な時期と言われています。子供たちが、望ましい生活習慣を身に付け健康に生活できるよう、ご家庭と一緒に考えていきたいです。
 我が家の斜め前に公園があり、数名の親子が楽しそうに遊んでいる姿を見かけます。先日、その公園の前に救急車が止まりました。何が起こったのかと思い見てみると、4~5歳ぐらいの子が滑り台の上から落ち、額が裂傷してしまったとのことでした。救急隊の方が、事故の様子を子供たちに聞き取っていたので、数名で遊んでいて、一緒に滑り台の上にいたからなのかと思いながら聞いていたところ、親御さんたちは話をしていて少し目を離したすきの出来事だったようです。大事故にならなかったのでよかったと思いました。園でも十分に注意をしていかなければならないと、思わされた出来事でした。“あの時に”“しておけばよかった”など、後悔はしないためにも、子供たちの様子をしっかりと見て、危険なことをしているときには、声をかけていくことの大切さを感じています。園の帰りがけに、公園で楽しく遊んでいる姿を見かけます。くれぐれも大きな事故が起きないよう、子供たちから目を離さず、危険な姿を見たときは声をかけあってください。よろしくお願いいたします。



ご入園・ご進級おめでとうございます
2019/04/09 園長 清 水  明


幼稚園の周りの木々が、日を追うごとに深い緑色に変化してきています。その中に、春を象徴する花々の薄桃色が混在している様に感じる四季の移ろいは、晴れの子供たちの出発を祝ってくれているようです。
さて、穏やかな春の日差しを受けながら、平成31年度が始まりました。新たに3歳児15名を迎え、4歳児22名、5歳児21名、全園児58名で昌平幼稚園の教育活動が始まります。
3歳児の保護者の皆様にはお子様のご入園、4歳児と5歳児の保護者の皆様にはお子様のご進級、おめでとうございます。心よりお祝いいたします。

入園、進級という環境の節目を活かし、昌平小学校や昌平保育園とも連携を深めながら、子供たちが幼稚園で学ぶことが大好きになるように全力で教育活動を進めてまいります。何卒、本園の教育活動へのご指導ご鞭撻のほどをお願いいたします。


■心身ともに健康で安全な幼稚園
〇遊びの充実に努め、体を動かすことの楽しさや心地よさが感じられるようにします。
〇基本的生活習慣が身に付くようにするとともに、栄養士、調理員とも連携して食育を進めます。
〇スクールカウンセラーや発達支援アドバイザーと連携し、豊かな心の醸成に努めます。

■学ぶ喜びを実感できる幼稚園
〇幼児一人一人がもつよさや可能性を引き出し、伸ばす指導を進めます。
〇体験を重視し、その中で感性を高め、学ぶことの喜びを体感できる活動をします。
〇人や自然へのかかわりを大切にします。
〇発達段階に応じて自分のことは自分ですること、できるようになりたい気持ちから取
り組むことを大切にします。

■明るく楽しい幼稚園
〇互いに認め合い、よさを尊重しあう人間関係を構築します。
〇気持ちを通じ合わせる言葉の獲得や表現力を育成します。
〇絵本に親しみ、心情豊かで本を愛する幼児を育成します。
〇文化伝統(太鼓・囲碁・昔遊び・季節の伝統行事等)に触れる機会を増やし、伝統文化に親しみをもつ幼児を育成します。
〇長時間保育の更なる充実に努めます。

 教職員と保護者、地域の皆様の真ん中に子供の姿を見ながら、ともに子供の成長のために考えてまいりたいと思います。改めて、よろしくお願いいたします。


 教育目標 

・自分で考える子
 (いろいろなことに興味をもつ子、
   生活のきまりを身に付ける子)

・仲よく遊ぶ子
 (誰とでも仲良く遊ぶ子)

・明るく元気な子
 (明るく挨拶や返事をする子、
   明るくのびのびと自分の力や気持ちを表せる子)